Attempt at managed chance operation
天野正道
2 Fl.(Picc.) Ob. Bsn. 3 B♭Cl. B.Cl. S.Sax. A.Sax. T.Sax. B.Sax. |
2 B♭Trp. 2 Hrn. 2 Trb. Euph. Tub. St.Bass |
Timp. Drums Perc. Rin B.D. T-tam Vib. Cymb. Marimba Sus.Cymb. Antique Cymb. Tublar bells Thai-Gong Shaker Conga Cowbell Tri. Guiro |
この曲は3つの部分で構成されているが、中間部に於いてオーケストラは6つのグループに分割される。楽譜は4つのセクションに分かれており、それぞれA-I、B-IIIなどの様にさらに細かい動機に分割されている。各々のセクション、動機は指揮者や各グループリーダーの指示で任意に組み合わせ演奏される。その結果、管理された偶然性による多数の組み合わせが成立し、演奏時間も不定になるが、これはお互いのアンサンブル能力を高める、といった意図に基づいて書かれているからである。 また、コンピュータ音源は無くても成立するので、その使用は任意である。
天野正道
秋田市生まれ。国立音楽大学作曲科首席卒業武岡賞受賞。同大学院作曲専攻創作科首席修了。卒業後豪州に赴き日本人で初めてC.M.I.をマスター。
1984年国内で一番初めにCDを製作したアーティストとなる(TPO1)
1992年から現在まで続いている国立ワルシャワ交響楽団、ヴェルサイユ室内管弦楽団、ハリウッド・エンジェルシティ・オーケストラ、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などでの自作曲の録音指揮、Warsaw Brass、Trio Classic、Paderewski Festivalよりの委嘱を受けるなど国内外で活動する。また、吹奏楽作品は2003年,2005年WASBE、2004年、2006年Midwest Clinicなどでも演奏されている。第62回秋田わか杉国体、第59回全国植樹祭の音楽総監督を務める。
第23回(おもちゃ)、24回(バトルロワイアル)日本アカデミー賞音楽部門優秀賞受賞。
第10回日本吹奏楽学会アカデミー賞受賞(作、編曲部門)。