Tango Appassionato
服部克久
Picc. Fl. Ob. Bsn. 3 B♭Cl. B.Cla. S.Sax. A.Sax. T.Sax. B.Sax. |
3 B♭Trp. 2 Hrn. 2 Trb. Euph. Tub. St.Bass |
Timp. Perc. Sus.Cymb. T-tom Xylo. Tubular bells S.D. B.D. Tamb. |
タンゴと言えば普通アルゼンテインタンゴとコンチネンタルタンゴの2種類に大別されるのですが、最近ではアストル・ピアゾラ作曲のリベルタンゴがヨーヨーマのチェロ演奏によりリバイバルヒットした事も有ってピアゾラ風モダンタンゴというジャンルも確立されて来た様な気がします。30年程前にカラカスのある音楽祭でピアゾラに会った事が有りますが、非常に血の気の多いひとで、成る程あの性格ならあんな曲を書くなーと感心した覚えが有ります。 この曲もピアゾラを意識して書きました。fはうんと激しく、pはうんと優しく演奏して下さい。日本人はどうも愛情の表現が下手だと言われていますが、この曲を演奏する時は自分がアルゼンテイン人になった積もりで、恥ずかしさをかなぐりすててうんと情熱的に行ってみましょう。
服部克久
フランス、パリ コンセルヴァトワール修了。
帰国後は作曲活動を中心に、様々なジャンルの音楽監督やプロデューサーとして活動。日本を代表する作編曲家として、映画「連合艦隊」、アニメ「トム・ソーヤの冒険」、フジテレビ「ミュージックフェア」、NHK 連続ドラマ「わかば」をはじめ幅広い分野で活躍。又、国内各地及び海外にて精力的にコンサート活動を行っている。
最近では、音楽家という枠を超え、イベント・プロデューサーやピアニスト、指揮者、司会者としてテレビに出演するなど、才気あふれる活躍が注目を浴びている。
日本作編曲家協会会長、日本作曲家協会理事、東京音楽祭会長などを歴任。日本の音楽シーンの発展に尽力している。
オリジナル曲を集めた「音楽畑」シリーズは20作を数え、主な作品にTBS系列で放映された「新世界紀行」のテーマ曲"自由の大地"や、"すごい男の唄"、"ル・ローヌ"などがある。
また、2007年は服部良一生誕100周年を記念して、長男の隆之とともにトリビュートアルバムの制作及び、コンサートをプロデュース。大きな話題をよんだ。