はなのなは?
北爪道夫
2 十三絃 十七弦 2 Fl.(Picc.) Ob. 3 B♭Cl. 2 A.Sax. T.Sax. B.Sax. |
2 B♭Trp. 2 Hrn. 2 Trb. Euph. Tub. St.Bass |
Timp. Perc. 4 Temple blocks Marimba Whip 2 Sistre S.D. B.D. Cymbs. Sus.Cymb. Glock. Vib. |
私は、未だに「初めてのことは是非やってみたい!」と思っています。今回も、浜松の親しい友人たちとの雑談のなかで話題に上がった箏合奏と管打楽合奏の組み合わせを是非「やってみたい!」と思ったわけです。濁らない小編成のウインド・アンサンブルと箏の組み合わせは、きっと良いコントラストを生むだろうと・・ただ、実際のバランスについては実にわからない、だから楽しみ! 題名は「花の名は?」と読んで下さい。幾つかの五音音階でシンプルな響きを作り音色の対比に重点を置いた、曲全体のイメージからこの言葉を選びました。偶然、回文ですね!少しコミックにやってみて下さい。 浜松市立高等学校の皆さん、本当にありがとう!
北爪道夫
1974年東京藝術大学大学院修了。
1977年、「アンサンブル・ヴァン・ドリアン」結成に参画、作曲・企画・指揮を担当、内外の現代作品紹介に努め、1983年、第1回中島健蔵音楽賞を受賞した。
1979年より1年間、文化庁派遣芸術家としてフランスで研修。以降、様々な団体からの委嘱により多くのオーケストラ作品を作曲、内外で再演。
1994年《映照》で尾高賞を受賞、同作品は'95年ユネスコ国際作曲家審議会(IRC)最優秀作品に選出され、IRC50周年記念CDに主な作品として収められた。
2001年《地の風景》で尾高賞を受賞。
20 04年「サントリー音楽財団・作曲家の個展」での《管弦楽のための協奏曲》など長年にわたる作曲活動に対して第22回中島健蔵音楽賞を受賞。他に、《悠遠—鳥によせて》など2曲の国立劇場委嘱作を含む邦楽器のための作品群、さまざまな楽器や声のための作曲は多岐にわたり、自然との対話から紡ぎ出された音響によるそれらの作品は、内外のコンサート、放送、CDで紹介されている。
他に、NHKFMベスト・オブ・クラシックのテーマ音楽やラジオドラマの音楽等を担当、多くの受賞歴がある。
CD:「北爪道夫オーケストラ作品集」(FOCD2514)、「北爪道夫・作曲家の個展」(FOCD3505)他。
現在、国立音楽大学教授。