ディアーナの息吹
加羽沢美濃
Picc. Fl. Bsn. 3 B♭Cl. B.Cl. S.Sax. A.Sax. T.Sax. B.Sax. |
2 B♭Trp.(P.Trp.) 2 Hrn. 2 Trb. Euph. Tub. St.Bass |
Timp. Perc. W.Chime S.D. B.D. Tri. Sus.Cymb. Vib. Marimba T-tam Glock. |
日が沈み、森に静寂な闇が訪れると、木々や生き物はそっと息を潜め、眠りに就くと言われています。 そして、森の魂を包み込む様に見つめる、森の女神ディアーナ。 この曲は、ディアーナの温かい優しさ、生き物達の溢れ出るエネルギーを、物語の様に紡いでいます。 静かに昇り始める太陽。その光とエネルギーを感じ、少しずつ息を吹き返す森の生命達。 そんないつもと変わりない朝を迎えたはずの森に、突然嵐が襲いかかります。 森の風景は一変し、命がけで生き延びるための戦いが始まります。 雨があがり、風がやむと、汚れたものが全て洗い流され、清らかな空気と共に、新しく生まれ変わった美しい森が目の前に現れます。 鳥たちは歓びに満ちたメロディーを奏で始め、それに答える様に、優しい風と一緒に伴奏を始める木々。 皆さんの若々しい息吹で、自然の神秘や脅威、そして美しい森の再生を表現して頂けたら・・・と願いを込めて。
加羽沢美濃
1997年、東京藝術大学大学院在学中に、コロムビアからCDデビュー。すでに20枚を越えるCDが発売されている。「題名のない音楽会」「名曲リサイタル」の司会をはじめ「紅白歌合戦」「トップランナー」「スタジオパークからこんにちは」など多数のテレビ、ラジオ番組に出演。 これまでに作曲家として『チルソクの夏』『四日間の奇蹟』『ホテルビーナス』『出口のない海』『檸檬のころ』『獄に咲く花』『日輪の遺産』『指輪をはめたい』『ツレがうつになりまして。』等の映画音楽を手掛ける。舞台音楽では『黒部の太陽』など話題作を数多く担当。ピアニストとして、高嶋ちさ子とのユニット『Chisa & Mino』を始め、全国で演奏活動を行う。2003年には、ヴァイオリニスト徳永二男から委嘱された12人のヴァイオリニストのための『月のオーラ』、2010年にはチェリストの向山佳絵子から委嘱された12人のチェリストのための『名もなき風』を初演し、好評を博す。 現在、NHK Eテレ「ららら♪クラシック」総合司会を務める等、活動は多岐に渡る。
http://www.minokabasawa.com